東区福まち運営委員長会議
「見守り活動」や「ふれあい交流」を通して、地域での身近な支えあいを進めている福祉のまち推進センター事業。7月4日(木)各地区の代表者(運営委員長、事務局長)にご出席いただき東区民センターで行いました。
令和6年度の重点取り組み、財源の確保のテーマで、各地域での取り組みを発表いただきました。
コロナ禍で、ふれあい・いきいきサロン、老人クラブなどの
活動休止や解散なども増えており、地域社会からの孤立リスク
はどの地域でも共通の課題です。
福まちでは、ふれあい交流イベントの再開や、新たに住民
誰でも参加できる場を定期的に始めた地区もあります。
また、世代間での交流の機会も少なくなるなか、もちつきや
音楽鑑賞、福祉落語など、子ども(保護者も参加)からお年寄りまで、多世代が集まる行事へも力を入れています。
▲鉄東地区)もちもち亭 ▲丘珠地区)入浴会
顔見知りになることで、災害などの有事の際、お互い様でできること、気にかけることにつながります。福まちでは、「人と人とのつながりの再構築」を実践しています。
続いて、担い手の育成です。
新年度には活動者・役員の交替があります。
新人福祉推進委員研修会(見守り活動や、行事の
企画・運営に参加する地域住民)の研修会を新たに
実施予定の地区、コロナ禍以降、単位町内会での活
動がうまく引き継がれない状況があり、単位町内会
にも参加を呼びかけ全体研修会を予定する地区な
ど、福まち活動が各地域で継続できるよう、体制の
整備にも力を入れています。
▲苗穂東地)研修会
最後に、「見守り活動」についてです。
いつもと違う様子に気付くこと、必要に応じて関係機関や緊急時
対応(警察や消防など)につなぐことは、高齢者の見守り活動で
は大事なポイントになります。
そのために、緊急連絡カードの配付(携帯用、冷蔵庫に保管・
貼付け等各地域ごとの方法・アイディアで)を行ったり、対象者
の把握・福祉マップの作成などを進めています。検討会やマップ
作成日を決めて地区一斉に取り組みを行う地区、できる単位町内
会から開始し広げている地区など状況は異なりますが、各地域ご
とに進められています。 ▲栄西地区)福祉マップ作成
見守り活動の報告もありました。高齢者が心筋梗塞で救急搬送された際、部屋に貼ってあった「救急情報カード」により、持病の把握、搬送病院の調整、家族への連絡など、とても役に立ったという内容でした。
▲伏古本町地区)救急情報カード/裏面の記載用紙
福まち活動は地道で目立たない活動ですが、一人ひとりの生活や安心に結びついていて、その役割や成果をこの会議で共有することができました。
ぜひ、身近な地域での活動にご参加ください。
お問い合わせ
札幌市東区社会福祉協議会
065-8612
札幌市東区北11条東7丁目 東区民センター1階
電話:011-741-6440
FAX:011-721-6444