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札幌市内福祉施設職員国内派遣研修報告(平成25年度)

日々の実践活動の糧に…多くの気づきを得た研修

 本会では、札幌市内の民間社会福祉施設に勤務する中堅職員の資質向上を目的とした国内での研修について、共同募金会配分金等を活用し、費用の一部を助成しています。
 平成25年度は、2名の社会福祉施設職員が、先進的活動の視察・見学、研修会に参加しました。その研修報告をご紹介します。

リーダー養成ゼミナールに参加して

社会福祉法人北海道リハビリー セルプさっぽろ
サービス管理責任者 鳥居 敏光

 私はこのたび、平成25年8月21~23日、平成26年1月22日~24日、3月24日の7日間東京で開催されたリーダー養成ゼミナールに参加させていただきました。
 本研修では、障がいを持っている方の「働く」「暮らす」を支えていくために必要な法制度や就労移行支援事業等の実践的な取り組みなどを学ぶとともに、ゼミナールでは現在施設で抱えている課題や改善策についてレポートをまとめ、今後の施設が取り組むべき方向性について再確認が出来ました。
 研修内容として就労継続支援B型の工賃向上を目指していくための方策について横浜の施設「コスタ二宮」を見学させてもらい、パン製造及び麺製造を行い学校給食として出荷するルートを作り工賃向上に取り組んできたプロセスや考え方について学ぶことができました。
 個別支援計画論ではケアマネジメントの手法を学び、ニーズを聴き取り実行に移していく大切さや支援を行ううえでの着眼点などを学ぶことができました。いつもと違う様式で計画作成を勉強することで細かな部分にも改めて気づくことができ有意義な勉強をさせてもらいました。
 また、今回の研修で特に勉強になったのが職業リハビリテーション論についてでした。セルプさっぽろでは就労移行支援事業の取り組みに力を入れており、どのような障がいがあってもチャンスがあれば積極的に就労を目指していく取り組みを大切にしています。
 そのため、職業リハビリテーションを基礎から学ぶ機会があったことは、これから就労移行支援を行っていくうえで吸収できる部分も多く、また実践にも活用できるものであったと思います。
 今回の研修を通じて、今まで分かっていたと思っていた事も再度基礎から学び直すことができたので、今後はこの研修で学んだことを実践に活かして行きたいと考えています。
 このような研修の機会を頂きまして、深く感謝申し上げます。

保育所事故予防研修会に参加して

吉田学園さくら保育園 保育士 北原 真琴
 この度、札幌市社会福祉協議会から派遣研修の機会を得て、日本保育協会主催「保育所事故防止研修会」に参加させて頂きました。この研修会は、平成25年12月12日(木)、13日(金)に東京(御茶ノ水ソラシティ)で開かれました。
 研修会では、保育所での事故予防の意義、保育内容・保育環境におけるリスクマネジメント・保護者とのリスクコミュニケーション・保育所におけるアレルギー対応について学び、事故対策の考え方の理解を深めることが出来ました。
 特にリスクマネジメントを学ばせて頂き、リスクの特定(転倒・噛みつき・誤食誤飲・死亡事故)から、リスクの評価(発生頻度・影響度)、リスクの対策としてはS(Software)→運用・シフト・配置等、H(Hardware)→設備・遊具等、E(Environment)→環境・暑さ・寒さ・湿度・雨・雪等、L(Lifeware)→子ども・保育士・保護者・関係性等といったSHELモデルを活用することで、職員間での事故予防の共通理解をより深めることが出来ると感じました。さらに、リスク対策の再評価としてPDCAサイクルを常に繰り返して行っていかなくてはいけないと学びました。また、保育所での死亡事故の事例を通し、このことを身近に感じました。私の持つ死亡事故への意識は低くありましたが、もしかしたら起こりうることと痛感し、改めて大切な命をお預かりしていることに責任を感じました。
 「事故をゼロにすることは出来ないが、事故が起こる影響をコントロールすることは可能である」という事故対策の基本的な考え方のもと、慣れや油断を常に振り返り、戒めていきたいと思います。そして、自分自身また職員間で意識を高めながら、事故予防に努めていきたいと思いました。
 今回はこのような貴重な研修の機会をいただきまして、本当にありがとうございました。

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