白石区 ふれあい・いきいきサロン紹介(1)
「ふれあい・いきいきサロン」とは、地域に暮らすお年寄りや障がいのある方を中心とした住民当事者と活動のお手伝いをするボランティアとが、協働して企画し、内容を決めて身近な地域を拠点にしながらも共に楽しくふれあうことができる、“自主的で自由な仲間づくり"の活動です。今回は、白石区内で平成13年度から「ふれあい・いきいきサロン」を始めている団体を紹介します。
(1)東札幌地区福祉のまち推進センター「ふれあいいきいきサロン」
東札幌地区福祉のまち推進センター(以下、「福まち」とする。)は、東札幌まちづくりセンター(東札幌2条4丁目)の一室を借りて毎週水曜日13時から15時まで開催し、福まちの推進委員の方が交代でボランティアとして参加しています。主にひとり暮らしのお年寄り10~15名の方が集まり、みなさん思い思いの話に花を咲かせています。特に関心があるのは「健康」に関することで、取材をした日も推進委員の方が“ゆび運動"を教えており、みなさん熱心に取り組んでいました。また、サロンを欠席した方に推進委員から電話連絡をとり、安否確認を行っています。こういった“いつも見守られている安心感"が、お年寄りが繰り返し参加する要因のひとつと考えられます。
「特に何をしなければならないという決まり事はありません。今後はお昼を食べながら、ゆっくりお花見でも楽しみたいですね。」とサロン代表の沖中典子さんはおっしゃいます。
参加者とボランティアの“笑顔"と“笑い声"が絶えない『居心地の良い』サロンでした。
東札幌地区福まちサロンの様子
(2)柏丘健康クラブこぶし会(白石地区)
毎週火曜日13時~17時まで、共栄福祉会館(平和通7丁目南)で、毎回10名程度の参加者が集まり、古くなったタオル・シーツ類を集め裁断し、拭布を作って近くにある施設に毎週寄付しています。その量は大きな袋ふたつ分にもなります。毎週拭布を作って寄付しているので、サロン参加者宅の在庫も底をつき、今ではご近所の方やお友達の協力を得て材料を集めて活動しています。
「何か人のためになることをしながら、みんなで楽しい時間を過ごしたいということで、このサロンを始めました。今年で4年目になりますが、活動が長続きしている理由は“仲良く"が一番の秘訣です。また参加したいと思えるような楽しい時間を過ごすことで、日々の活力も沸いてきます。」とサロン代表の高橋和子さんはおっしゃいます。
何気ない話をしてお茶を飲みながら拭布作りの活動を続ける皆さんは、本当にいきいきとして楽しそうでした。